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日本カルダノアンバサダーとSPOの活動についての問題提起

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日本カルダノアンバサダーとSPOの活動についての問題提起

先日から議論されている事について、プールオペレーターの視点から感じている事を述べさせていただきます。かなり長文になりますが、是非ご一読頂けると幸いです。

※この内容は特定の個人の日頃の活動を否定するものではございません。
あくまでもプール運営手法に対する疑問、およびカルダノ分散化・ネットワークセキュリティの観点での問題点です。

大前提、「通称:Y alliance」の代表者様が今まで活動されてきた内容や、コミュニティへの貢献度は計り知れず称賛されて当然だと思っています。

今回の論点はプール運営手法や関連プールにおけるオーナーの所在が不明なプールに関しては審議されるべきという点です。また、アンバサダーという立場上、公平な立場で発言されるべきだという事です。

何が問題なのか?

・現在のステークプールの運営ルールはIOHK主導のプロトコルパラメーターによって定められています。Voltaire投票制度導入後においては、プロトコルパラメーターをコミュニティによる投票によって変更することが可能になります。

「通称:Y alliance」では代表者一人の発言によって関連プールのみへ委任が誘導されている状況は、そのプールに有利な投票を促す状況にもなりかねないという懸念があります。プロトコルパラメーターの変更投票は、オーナーの意思、考え方が必要なためプールオーナーの所在をはっきりとして頂きたいということ。

・関連プールへの委任誘導の際に「サーバー設定が同じ」というフレーズは疑う余地のある重大なセキュリティ懸念である。

・アンバサダーという立場があるにもかかわらず、日本のプールオペレーターが誕生してもそこには一切触れない。

もうすぐVoltaire投票制度がはじまることは、みなさんもご存知だとは思います。
一部のプロトコルパラメーターはこの投票によって変更が可能となっており、大規模なプールは、自身に惹きつけた委任者に対し自己利益に有利な変更に投票を促す可能性があることは否めません。
影響力のある代表者が言うことは間違いないだろう!という単純な理解での過信や風潮は、ネットワークセキュリティにおいては好ましくありません。

シビルアタック(51%攻撃)

カルダノネットワークで懸念される代表的な攻撃に「シビルアタック(51%攻撃)」があります。

シビルアタックとは、悪意のあるオペレーターが複数のプールを作りステークプール全体の51%の委任を集めることが出来た場合、ネットワークを攻撃することが出来ます。

カルダノネットワークではプロトコル上のルールで、この攻撃に対する対策は盛り込まれており、SPO自身が宣言する誓約という概念が導入されており、1プールに誓約を集中させることで報酬を最大化させることが可能になるというものです。K=1000から少し重要視される値となります。また、Kパラメーターが段階的に150→500→1000に移行されることで、1プールに対する委任量が制限されていくため、シビルアタックを行うにはかなりのサーバコストが必要となるため、難易度は高くなりましたが、安心できるものではありません。

Y allianceは影響力のある一人の方によって宣伝され管理されていると見受けられます。
このようなプール運営は世界を見ても、このアライアンスプールだけです。

そしてあたかも委任者を安心させる「サーバー設定は同じです」という懐疑的なフレーズを拝見しましたが、これはネットワーク上重大なセキュリティ懸念となり、追求されるべき事案です。

サーバー設定が同じとはどういうことなのでしょう?
単純にMarginや固定料金が同じ、リレー接続先が同じということだけでしょうか?

管理化すべてのプールサーバーへのログイン情報、秘密鍵、操作権限をも持ち合わせていたらと思うとゾッとします。

あくまでも推測ですが、オペレーター視点からするとプール運営上のメンテナンスも含めてのオペレーター業務を含んだサポートなら、ログインできるようにしていると疑っても仕方ありません。

その状況であることを仮定した時に、今後も複数のサポートプールが増え続け多くの委任を集めることができ、数時間だけでもネットワークの51%を超える委任を得ることができた場合、サーバを操作してネットワークが攻撃できてしまいます。

あの人は絶対そんなことしない!だから大丈夫!
という声が聞こえてきそうですが。。。ネットワークセキュリティを監視するということは、義理人情で判断するということではないのです。

透明性に欠けるもの、疑わしいものはどんな人であろうと、追求され開示されるべきです。

例えば、芸能人でイメージが良い人が、度々不倫や薬物でイメージを落としていますね。
表立ってはとても良いイメージ・活動が称賛される方であっても、裏の顔はわかりません。

ハッカーとはそういうものです。(Y alliance代表者をハッカーと言っているわけではないです)

IOHKが決めたルールだから今の運営手法はいいんじゃないの?プールがいくつも出来てるから分散化になってるじゃん!というご意見もありますね。

複数プールがあってもオーナーとは別に管理者が同じである場合、分散化にはなっていません。仮に管理者が「もうやーめた」と言い出したらどうでしょうか?真のオーナーはプールをオペレーションできるのでしょうか?

Stake Pool as a Service (SPaaS)問題

この運営手法は現在海外でも問題になっており、賛否両論意見がわかれています。
Stake Pool as a Service (SPaaS)いわゆるステークプール運用サービスで、
オーナーは別に存在し、1人またはチームのオペレーターによって管理されます。
(例えるなら、Youtuber(演者)と動画制作チームの関係性。演者は動画編集できないため、外注としてプロに編集を依頼する)

ステークプールが多ければ真の分散化になっているのか?プールは多いけれど、実質プールをコントロールしている人は増えていないから集中化するのでは?など、日本でもこの議論を始めなければ、ガラパゴスな日本において絶大な影響力を持った人の意見だけが鵜呑みにされてしまうことになるでしょう。コミュニティがこのサービスを必要とするならば、何らかの枠組み、シビルアタックにならないようなルールを作るしかないです。
今後、私も含め既存のSPO、ホルダーの皆様においてもいろんな角度からの情報発信が必要だと思っています。

IOHKが示すルールに従うのは半分は合ってますが、半分は間違ってます。今後はコミュニティが主体となって真の分散化を目指すカルダノになっていくので、コミュニティ全体で議論しステークプールを監視していく必要があります。

日本コミュニティにおいて、アンバサダーの献身的な活動により、多くの翻訳文献があるにも関わらず、なぜこのような疑問や議論が生まれないのか不思議です。

IOHKは全ての人がステークプール運営に参加することを認めています。アンバサダーも然りです。ただし、その地位を利用して自分の組織や利益のために使わないことと示しています。

カルダノを真の分散化ネットワークへしていきたいと思うならば、日本コミュニティを盛り上げるべく日本人SPOが誕生した際に、真っ先に紹介し、分散化に努めるのものだと思いますがいかがでしょうか?
カルダノステークプールはゲーム理論によって設計され、自己の利益を最大限追求することが分散化へつながるとも記されていますが、自己のプールを宣伝することだけが、必ずしも自己の利益を最大限にすることにつながるとは思いません。

日本に数名いらっしゃるアンバサダーは誰一人として、新しい日本人SPOを紹介しない。

不思議ではないでしょうか?

自身の影響力で”自プール”へ委任を集めることは何ら問題ございませんが、談合ともとれる身内への偏った委任誘導は追求されて当然のことだと思っています。(シビルアタックを阻止するため)

多くのプールオペレーターはカルダノ分散化の為に、日々努力されています。

わかりずらい英語マニュアルを必死に翻訳し、慣れない英語を使って海外SPOに質問をなげかけやっとの思いでプールを作り、SNS上での懸命なマーケティングや認知活動を経て半年かけてやっと1M ADAの委任を集めることができたSPOと、Yブランドへ依頼(利益供与?)して、プール設定もサポートしてもらい、手厚く宣伝もやってもらい、プールオープンから2週間で飽和点に到達したSPOがいる状況は、公平なビジネス環境と言えるでしょうか?
オペレーターがどういう方かもわからないのに委任したくない。というご意見がある一方で、Yブランドというだけでオーナーがわらなくても委任してしまう矛盾を感じています。

それを、委任が集められないSPOに対し、努力が足りない!もっと圧倒的な努力をするべきだ!と弾圧するのは、プール運営の参入障壁を高くし分散化を遠ざけるものと考えています。プールを作ったというだけでも、少なからず分散化への貢献はしていると思います。

海外では沢山のSPOさんたちが、利害関係無くいろんなプールを応援したり、プール構築についてのマニュアルを作成されたりと、カルダノ分散に向けて積極的だったのを見て、日本とはとても差があり違和感を感じました。

どう感じられるかは皆様に委ねます。

私自身、真の分散化を目指すカルダノプロジェクトに惹かれてプール運営をしていますし、チャールズの想いや世界一になる日を夢見ています。思いはみなさんも同じだと思います。

以上、長文失礼しました。